WebRTC Kurentoサーバの構築

こんにちは、ベーコン婆男です。

今回は、WebRTCサーバであるKurentoの構築について書きます。

Kurentoとは

Kurentoは、Apache 2.0で提供されるオープンソースのWebRTCメディアサーバです。また、WebRTCのアプリをより簡単に開発するためのクライアントAPIを提供しています。

Kurentoの主な機能は以下になります。

  • グループコミュニケーション(複数人対話)
  • トランスコーディング(解像度やビットレート変換)
  • 録画・録音
  • ミキシング(複数人からの音声を1つの音声にミキシングなど)
  • ブロードキャスティング(1対多の配信)
  • コンピュータビジョン(画像認識など)

Kurentoは一般的なWebRTCサーバと比較して、サーバ側で録画・録音やコンピュータビジョンなど、さまざまな機能を持たせることができるのが特徴です。せっかく、映像、音声データがサーバを経由するのですから、サーバでそれらのストリーミングデータを処理するのは理にかなっていると思います。またサーバ側でストリーミング処理することで単なるコミュニケーションツールではなく、映像や音声を使った新しいサービスの開発に繋がると思います。

なお、WebRTCではP2Pをサポートしますが、Kurentoを利用する場合、1対1の対話でもKurentoサーバを経由しますので、サーバ型になります。(サーバを経由するため、サーバ側で録画・録音などのストリーミングデータの処理ができます。)

Kurentoのインストール

Kurentoをインストールするサーバの要件は以下になります。

  • OS: Ubuntu 14.04 LTS (64 bits)
  • ネットワーク: グローバルIPアドレスを付与
    (STUN/TURNサーバを利用することで、NAT配下に配置し、プライベートIPアドレスで運用することもできますが、今回は対象外とします。)
  • ファイアーウォール:TCP 443, TCP 8443(インバウンド)をオープン

Kurentoのバージョンは、6.6.2 になります。(2017年8月時点)

Kurentoの最新バージョンをインストールするには、Ubuntuで、以下のコマンドを実行してください。

$ echo "deb http://ubuntu.kurento.org trusty kms6" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/kurento.list
$ wget -O - http://ubuntu.kurento.org/kurento.gpg.key | sudo apt-key add -
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install kurento-media-server-6.0

インストールされたKurentoのバージョンを確認するには、インストール後以下のコマンドで確認できます。

$ kurento-media-server -v

ベーコン婆男の環境では、以下のように6.6.2がインストールされました。

Version: 6.6.2
Found modules: 
        Module: 'core' version '6.6.3'
        Module: 'elements' version '6.6.3'
        Module: 'filters' version '6.6.2'

インストール後、Kurentoのサービス起動を行ってください。

$ sudo service kurento-media-server-6.0 start

 

また、Kurentoに関するドキュメントは英語にはなりますが、こちらに記載されていますので詳細はリンク先のドキュメントを確認ください。

 

 

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